精神病患者に対して取り締まれない警察
精神を病んだ人間に対して無力な社会、何もできない法律
管理人の自宅の向かいは不動産屋さん。手持ちのアパートの入居者を連れてきてくれるありがたい存在。管理人の賃貸経営に欠かせない重要な存在です。
今朝というか、夜中というか、明け方3時に向かいの不動産屋さんのシャッターを叩く音に起こされた。
男:「話がある…開けろ」(ドン・ドン・ドン…)
…5分も同じことを繰り返している。
男の主張は「部屋を借りたが気に入らないので話がしたい」…という事のようだ。
中には老夫婦しかいない。管理人は、家の中で向かいのお婆ちゃんが怖がっているんじゃないかと思い。息子(不動産会社社長)に電話をした。
事情を説明したら、すぐに駆け付けるとの事。…その間も、執拗にシャッターを叩き続けて汚い言葉を投げつける男。
10分ほどするとパトカーが到着、警察とともに息子(不動産会社社長)が現れて、男と話が始まる。
5分ほどして管理人が様子を見に行くと…
警察官:「貴方(社長)に話があると言ってます」
社 長:「はあ?」
警察官:「理由があって訪問しているわけだから、警察としては介入できない」
社 長:「さっきから説明している通り、精神病患者なんですよ」
警察官:「弁護士を立てて話し合ったらいかがですか」
…そこで管理人が切れた!
管理人:「貴方の言っている事おかしいよ」
警察官:「何でしょう?」
管理人:「じゃ、何の利害関係のない僕が ”騒がしい奴がいる” と110番通報したら、対応してくれるのか?」
警察官:「ケースが違う事に対して答えられません」
管理人:「ちょっと待ちなさい…それどういう事」
…と管理人が気色ばったところで社長が止めに入った。
管理人も、こんな所で警察官と言い争ってもしょうがないと思い、自室に戻りました。
その直後、管理人と警察官が会話するのを遠巻きに見ていた若いお兄さんが、飛び入りしてきて、警察官に文句を言いだす。
そして警察官の制止もきかずに、騒ぎを起こした張本人の男につかみかかる勢いで 「ふざけんな」「 お前人に迷惑かけて何考えてんだ」とまくしたてる。
気持ちはわかるけど…お前もうるさいぞ…(笑)
とりあえずの顛末
午前中、様子を聞きに向かいの不動産屋さんに行きました。
管理人:「大変だったね」
社 長:「お騒がせしました。実は電話をもらった時、着信を見た瞬間に何が起こったか想像がつきました」
…との事。
騒ぎを起こした男は、1ヵ月ほど前に戸建賃貸物件の入居を仲介した住人でした。
近隣との揉め事が絶えないで、何度も警察沙汰になって、2日前に退去勧告をしたら、もう大変。
朝昼晩かまわず電話がかかって来て仕事にならないかったとの事。…で、今回の事態に発展したようです。
結論は、宅建協会の弁護士に相談してみるとの事です。
どんなに空室が多くても
絶対に入居させてはいけない人!
差別だ!…って言われそうですけど…精神を病んでいる人は、無理です。
絶対に入居させてはいけません。
管理人自身、3年前に痛い目に遭っていまして…
その人は、やはり向かいの不動産屋さんから世話された方でした。
社長からは、…「 ”精神を病んでいる事を自ら打明けて、薬を飲んで現在は安定している” と言っています。一度会ってから大家さんで決めてください」と言われ会ったんです。
経歴は、名の通った立派な大学を出ていまして、英語も喋れる知的でおとなしい、インテリジェンスを持った紳士でした。
地域活動にも興味を持っているらしく、共同体の重要性を語るような協調性のある常識人と感じて入居していただく事としたんです。
入居して1ヵ月も立たないうちに…
母親が…「チョット変な人ね。暴言をはかれたわ」
アパートの外壁工事をお願いした社長から…「頭にきて、言い争ってしまいました」
…と立て続けに。
事態を重く見て本人の部屋で話をしました。
相変わらずの、落ち着いた喋り口で筋道を通した説明に…「大丈夫じゃないかな」っと思って注意をして、入居継続をしていただく事としました。
その後も町、自治組織との関りも積極的に行っていたようで、何度か近所の方から噂を聞きました。(でも、後から考えれば、その噂は、異常な言動、変な行動を私に知らせたいという事だったようです)
その後もトラブルが絶えず、向かいの不動産屋さんからは、「とんでもない人を世話してしまったらしいです」という言葉をもらっていましたが、何とか社長がホローしてくれていたようです。
この時点で半年が経過していまして、退去を不動産屋さんにお願いしています。
退去勧告
詫びを入れる
トラブル
退去勧告
詫びを入れる
トラブル
…の繰り返し。
そして、ついに事件発生!!
その日、私は、外出していまして21時過ぎにクルマで自宅に戻ると、シャッターを蹴飛ばしている、問題の入居者を見つけました。
管理人はクルマから飛び降り…
管理人:「何やってるの。やめなさい」
…と言い放ちます。
入居者は、私を認識し、呪詛の言葉を叫びながら、殴りかかってきました。
相手の入居者が正常じゃない精神状態の時だったもので、全く脅威を感じない、鈍重な動きでして、別に格闘技の経験のない管理人でも簡単によけられるものでした。
そこで管理人が考えたのは、「一発殴らせてみるか」でした。
合計すると3発、顔を殴らせまして距離を取って110番通報。パトカーが駆け付け、緊急逮捕。
翌日、被害届を提出、受理されて検察に送致される流れとなりました。
やはり、警察が動くポイントは、殴らせたことでした。
一カ月後、千葉の検察庁に事情聴取で呼び出されて、事の顛末を説明するも、送検は無理との事。
理由の説明の際、検事が言った言葉は、「刑務所で他の受刑者と共同生活が出来ると思いますか」でした。
…確かに無理です。
でも、その後、部屋に戻った入居者でしたが、約束通り、1ヶ月後、違う町に退去して行きました。
引っ越した町でも、きっと騒ぎを起こしていることでしょう。
つまり、精神障害者を罰する事、拘束する事、自由を奪う事は出来ないんです。
結論!
関わらない事!!
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