家賃滞納発生！…入居者と連絡取れず！！
先月（2020.3）の事なんですけどようやく決着がつきましたので報告いたします。（この記事は、かなり参考になると思うよ…笑）
入居者より1月末に…
入居者：「今月は支払いが出来ません…来月一緒にお支払いします」
大家：「わかりました」
…とういやり取りをして2月分が滞納決定。
そのご2月末になっても入居者は支払いに訪れず…電話、手紙、訪問、保証人に連絡とあらゆる手を尽くしましたが…本人と連絡が付きません。
強硬手段に出る！
とにかく、早朝、夜と訪問しても電気がついていない…部屋に人の気配が全くしない。
という事でついに3/8（日）合いかぎを使って部屋に入りました。
いきなりの悪臭…乱雑した足元を蹴散らしながら、部屋の奥に進むと本人らしき人間がコタツの中に頭まですっぽり入って横たわってました。
やば…死んでる！
かなりビビりました…「新型コロナウイルスで？」…戦々恐々としながらも、「〇〇さん！」と呼び続けるも、うんともすんとも無し…。
勇気を振り絞ってコタツの布団をめくりました！
「う…う…う…」と本人
ああ…生きていてよかった…(笑)
その後、本人と話しましたが、意識がもうろうとして会話になりません。
仕方なく、…「明日、役所に相談に行きます…明日また来ます…それまで生きていてくださいよ」…と言い残して部屋を後にしました。
翌日（月曜日）のタイムテーブル
08:50 保証人に現状報告（事態収拾の方向性を告げる）
09:00 支所へ訪問（警察案件となる）
09:10 110番通報、救急車要請
09:20 救急隊員と部屋に侵入（本人の拒否により救急隊撤収）
09:40 支所に再訪（市役所本署、社会福祉課を紹介される）
10:10 部屋に戻り、滞納者とともに市役所に向かう
10:30 社会福祉課に到着（生活保護の申請を行う）
13:30 滞納者を部屋に送り届ける
結局、生活保護申請をして家賃は直接、私名義の銀行口座に直接振り込ませるように手配してきました。
翌日は、本人を連れて社会福祉協議会に行き、つなぎ融資の2万円を受け取ってきました。…この2万円で生活保護の入金されるまで凌ぐことになります。
最終決着
生活保護を申請してから本人への入金があるまで3週間ほどかかります。
その間、役所の調査が入ります（車の所持、預金残高など）。
そこで何と実家の銀行口座に40万円の残高が発覚！…ラッキー！！
本人と一緒に預金を下ろしてきまして、その場で2月、3月、4月分の家賃を徴収できました…。
生活保護は、見つかった40万円が無くなってから再申請となります。
結論！…めでたし、めでたし…ってところでしょうか…(笑)
まとめ…
今回はチョット勉強しました…アパートを自主管理している大家さんは、地方には結構いると思います。
家賃滞納があったら、役所に相談するのも一つの有効な手であると考えます。
反社会的勢力がホームレスに申請させて生活保護を利用して利益を得ている話も聞きます。…でも大家さんは不正な事をしているわけではありません。
今回のケースは、真面目な人なんですけど体調を崩して働けなくなったので家賃滞納に至ったわけです。
知識が無くて、どうしていいかわからずにガス、電気、水道を止められて命の危機にある入居者もいるんじゃないでしょうか。（今回の方は、漢字で書けるのは、自分の名前だけ、というような方でした…）
大家さんが助けてあげなきゃいけないんじゃないですかね。（今回かなり、法令違反を犯しました…でも、あのまま放っておいたら、この方、間違いなく死んでましたよ…）
管理人お奨め記事
